相続問題を弁護士に依頼するメリット

相続に関してトラブルを抱えられた場合、弁護士に依頼すべきか迷われる方もいらっしゃると思います。

弁護士に依頼することで以下のようなメリットが得られますので、弁護士への相談・依頼をご検討中の場合は、参考にしてください。

 

1 必要な資料の収集・アドバイスを得られる

  遺産分割協議や遺留分の協議を始める前提として、相続人確定のための資料(戸籍謄本など)や遺産の資料を収集する必要があります。

 

  弁護士に依頼すれば、どのような資料を収集すればいいのかアドバイスを受けられますし、弁護士が相続人に代わって資料を収集することも可能です。

 

2 資料の分析を任せられる

 

  被相続人の預貯金口座を生前一部の相続人が管理していた場合、被相続人の生前に多額の預貯金が引き出されているケースがあります。

 

  出金された預貯金が被相続人のために使用されているのであれば問題ありませんが、被相続人以外の口座に移し替えられたりしている場合は、その返還を求めなければなりません。

 

  そのため、被相続人の預貯金口座から生前に多額の預貯金が出金されている可能性がある場合は、金融機関から被相続人の預貯金口座の過去の取引履歴を取り寄せ、その内容を分析した上で、必要に応じて預貯金を出金した相続人にその使途の説明を求める必要があります。

 

  弁護士に依頼すれば、上記のような資料の分析も任せることができます。

 

3 相手方との交渉を任せられる

 

弁護士に依頼すれば、相手方との交渉を任せることができますので、遺産分割協議や遺留分の交渉を行っていく上での精神的負担が軽減できます。

 

この点が、弁護士に依頼する最大のメリットです。

 

また、相続人の一部に被相続人からの生前贈与がある場合など、相続分や遺留分の金額を算定する上で法的知識が必要になるケースもありますが、弁護士であれば必要な法的知識を踏まえて相手方と交渉することができます。

 

さらに、相続を巡って相続人間で争いになることは少なくありませんが、一度紛争状態になると、法的な妥当性よりも各相続人の感情が優先してしまい、相続人同士で話し合ってもなかなか解決しないことが多いです。

 

そのような場合は、弁護士が遺産の対象範囲やその評価額等を整理して、協議や調停を進める必要性が高くなります。

 

弁護士に相談するだけでも、問題点を整理できたり、今後の方針を決められる場合もありますので、相続に関してお悩みの場合は、一度当事務所までご相談ください。