相談事例

相談事例39 死亡退職金の受取人を指定する行為は遺留分減殺請求の対象となるか?

相談事例39 死亡退職金の受取人を指定する行為は遺留分減殺請求の対象となるか?(豊中市在住の方) 死亡退職金の受取人を指定する行為が遺留分減殺請求の対象となる「遺贈」又は「贈与」(民法1031条)に該当するかどうか、あるいはこれが特別受益として遺留分減殺請求の対象となり得るかどうかについては、議論があります。... 続きはこちら≫

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相続に関する相談事例 ①先日父親が亡くなり、自分だけが相続人となった。父親は預貯金などの財産をほとんど持っていなかったが、多額の借金を抱えていた。父親の借金は自分が返済していかなければならないのか(豊中市在住の方)?   ②先日夫が亡くなった。現在夫の子どもを妊娠しているが、出産予定日はまだ先である。出産予定... 続きはこちら≫

相談事例34:墓石や仏壇も遺産として遺産分割の対象となるか?

相談事例34:墓石や仏壇も遺産として遺産分割の対象となるか?(豊中市在住の方) 墓石や仏壇のような財産のことを、祭祀財産といいます。   祭祀財産(系譜・祭具及び墳墓)については、遺産として遺産分割の対象とはならず、 祭祀主宰者が承継するとされています(民法897条)。 系譜とは、家系図など先祖代々の系統(家... 続きはこちら≫

相談事例38:被相続人が生前に行った生命保険の受取人を相続人の1人に指定・変更する行為は遺留分減殺請求の対象となるか?

相談事例38:被相続人が生前に行った生命保険の受取人を相続人の1人に指定・変更する行為は遺留分減殺請求の対象となるか?(豊中市在住の方) 生命保険の受取人の指定・変更が、遺留分減殺請求の対象となる「遺贈」又は「贈与」に含まれるかどうかについては議論があります。   最高裁は、そもそも死亡保険金請求権は指定され... 続きはこちら≫

相談事例37:遺骨は誰が相続するか?

相談事例37:遺骨は誰が相続するか?(寝屋川市在住の方) 遺骨や遺体については、民法上明文の規定がないため、 遺骨に対してどのような内容の権利が成立するか、 その権利がどのような原因によって誰に帰属するかが明確ではありません。 遺骨が所有権の客体になるかどうかについては見解が分かれています。   遺骨について... 続きはこちら≫

相談事例36:亡くなった父が協同組合に加入していた。当該協同組合の出資金の払戻請求権を相続することはできるか?

相談事例36:亡くなった父が協同組合に加入していた。当該協同組合の出資金の払戻請求権を相続することはできるか?(大阪市在住の方) 協同組合は団体と組合員の結びつきが極めて密接なことから、 組合員の死亡を脱退事由と定めており、 協同組合の定款等に特別の定めがない以上、協同組合員の地位を相続することはできません。 ただし、... 続きはこちら≫

相談事例35:妹(後妻の子)が亡くなった。妹には子がなく、両親もすでに亡くなっているため、後妻の子である私(弟)と前妻の子である兄(後妻と養子縁組はしていない)が相続人となった。妹には3000万円の預貯金があるが、これを法定相続分どおりに分けるとすると、いくら取得できるか?

相談事例35:妹(後妻の子)が亡くなった。妹には子がなく、両親もすでに亡くなっているため、後妻の子である私(弟)と前妻の子である兄(後妻と養子縁組はしていない)が相続人となった。妹には3000万円の預貯金があるが、これを法定相続分どおりに分けるとすると、いくら取得できるか?(箕面市在住の方) 兄弟姉妹が複数いるときは、... 続きはこちら≫

相談事例33:母が亡くなり、私(兄)と弟が相続人となった。弟は結婚する際に母から支度金を援助してもらっていた。当該支度金の援助は特別受益に当たるか?

相談事例33:母が亡くなり、私(兄)と弟が相続人となった。弟は結婚する際に母から支度金を援助してもらっていた。当該支度金の援助は特別受益に当たるか?(箕面市在住の方)  特別受益には「婚姻若しくは養子縁組のため」になされた贈与も含まれますので(民法903条1項)、婚姻や養子縁組の際の持参金・支度金・結納金等の贈与は特別... 続きはこちら≫

相談事例32:父が亡くなり、私(妹)と兄が相続人となった。兄は父から不動産の生前贈与を受けていたが、父が亡くなる前に当該不動産は火事で焼失していた。この場合、上記生前贈与が特別受益にあたるとして、持戻しを主張することができるか?

相談事例32:父が亡くなり、私(妹)と兄が相続人となった。兄は父から不動産の生前贈与を受けていたが、父が亡くなる前に当該不動産は火事で焼失していた。この場合、上記生前贈与が特別受益にあたるとして、持戻しを主張することができるか?(茨木市在住の方)  不動産の生前贈与は通常特別受益に当たりますので、相続人の中に不動産の生... 続きはこちら≫

相談事例31:遺産分割協議はいつまでに行わなければならないか?

相談事例31:遺産分割協議はいつまでに行わなければならないか?(吹田市在住の方)  法律上、「共同相続人は、被相続人が遺言で禁じた場合を除き、いつでもその協議で遺産分割することができる」とされていますので(民法907条1項)、遺産分割協議に期間制限はありません。ただし、相続税には10か月という申告期限がありますので、注... 続きはこちら≫