相談事例
相談事例10:預託会員制のゴルフ会員権は相続の対象となるか?
相談事例10 預託会員制のゴルフ会員権は相続の対象となるか?(豊中市在住の方) ゴルフ会員権が相続の対象となるか否かの問題は、①相続人が被相続人と同様にゴルフクラブの会員たる資格を取得するかという問題と、②相続人が会員契約上の地位、すなわち理事会の入会承認を得ること等の会則上の条件を具備することで会員となることのでき... 続きはこちら≫
相談事例9 ①不動産、②株式、③現金、④預貯金が遺産にあるが、これらの遺産の評価はどのようになされるか?
相談事例9 ①不動産、②株式、③現金、④預貯金が遺産にあるが、これらの遺産の評価はどのようになされるか?(高槻市在住の方) ①不動産 不動産については、当事者の合意に基づく評価または不動産鑑定士による評価によることになります。当事者の合意を形成する際の参考として、固定資産評価額・相続税評価額・公示価格・基準地評価額な... 続きはこちら≫
相談事例8 父の遺産として土地があるが、父の死亡後、当該土地の価格が5000万円から4000万円に下落した。これから遺産分割するにあたり、土地の評価額は、父の死亡時の価格である5000万円を前提にしなければならないか?
相談事例8 父の遺産として土地があるが、父の死亡後、当該土地の価格が5000万円から4000万円に下落した。これから遺産分割するにあたり、土地の評価額は、父の死亡時の価格である5000万円を前提にしなければならないか?(吹田市在住の方) 物の財産価値はその時代の経済情勢にかなり左右されます。土地の値段も、時間が経つに... 続きはこちら≫
相談事例7:遺産である賃貸不動産を遺産分割により取得した相続人は、相続開始後遺産分割までに生じた家賃収入についても取得するか?
相談事例7 遺産である賃貸不動産を遺産分割により取得した相続人は、相続開始後遺産分割までに生じた家賃収入についても取得するか?(箕面市在住の方) 家賃は、遺産とは別個の共同相続人の共有財産であると考えるのが通説です。また、賃料債権は金銭債権であり可分債権、すなわち金額を分割して行使することが可能な債権ですから、民法4... 続きはこちら≫
相談事例4:父は生前複数の株式を保有していた。相続人が複数いる場合、この株式についても遺産分割協議が必要となるか?
父は生前複数の株式を保有していた。相続人が複数いる場合、この株式についても遺産分割協議が必要となるか?(豊中市在住の方) 株式は相続の対象となります。 会社の定款において、株式の譲渡についての制限を加えている場合がありますが、その株式譲渡制限は相続には適用されませんので、その場合でも株式が相続の対象となることに変わりは... 続きはこちら≫
生命保険金は相続財産になるか?
生命保険金は相続財産になるか?(吹田市在住の方) 生命保険契約は、被相続人が自己を被保険者として保険会社との間で締結する「他人のためにする契約」です。 そのため、①保険金の受取人として特定の相続人が指定されている場合、当該相続人が生命保険金請求権を固有の権利として取得することになるので、生命保険金は相続財... 続きはこちら≫
亡くなった父の1億円の生命保険金の受取人が特定の相続人になっている場合、当該保険金は特別受益財産になるか?
亡くなった父の1億円の生命保険金の受取人が特定の相続人になっている場合、当該保険金は特別受益財産になるか?(吹田市在住の方) 特別受益制度とは、共同相続人の中で、被相続人から遺贈を受けたり、または婚姻・養子縁組のためあるいは生計の資本として生前に贈与を受けた者がいた場合には、相続分の前渡しを受けたものとして、その者の相... 続きはこちら≫
子どもを産んだが、子どもの父親と結婚する前に別れてしまった。父親が亡くなった場合、子どもは父親の遺産を相続できるか?
子どもを産んだが、子どもの父親と結婚する前に別れてしまった。父親が亡くなった場合、子どもは父親の遺産を相続できるか?(箕面市在住の方) 子どもが親の遺産を相続するためには法律上の親子関係が必要です。 そのため、法律上の親子関係が認められれば、子どもは相続人となりますが(民法887条1項)、法律上の親子関係... 続きはこちら≫
先日夫が亡くなった。現在夫の子どもを妊娠しているが、出産予定日はまだ先である。出産予定の夫の子は夫の財産を相続できるか?
先日夫が亡くなった。現在夫の子どもを妊娠しているが、出産予定日はまだ先である。出産予定の夫の子は夫の財産を相続できるか?(大阪市在住の方) 法律上、権利能力は出生によりはじめて取得されるものとされています(民法3条1項)。 権利能力とは、権利を得たり、義務を負担したりする資格のことです。胎児はまだ出生して... 続きはこちら≫
先日父親が亡くなり、自分だけが相続人となった。父親は預貯金などの財産をほとんど持っていなかったが、多額の借金を抱えていた。父親の借金は自分が返済していかなければならないのか?
先日父親が亡くなり、自分だけが相続人となった。父親は預貯金などの財産をほとんど持っていなかったが、多額の借金を抱えていた。父親の借金は自分が返済していかなければならないのか?(豊中市在住の方) 被相続人の死亡によって相続が開始すると、相続人は相続開始の時から被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継することになります(... 続きはこちら≫